仲村渠節
仲村渠節 (野村流古典音楽の本)
なかむかりすばいど ますだれはさげて あにあらはもとまば しのでいもうれ
歌意・仲村柄家の母屋の北側戸(夜中小用のために出入りする戸)にスダレを下げて
置いた時は大丈夫ですから、忍んでいらっしてください。
去る5月8日伊江島観光に行ってきた
上は伊江島の仲村柄節の碑の前で仲村渠節を奉納演奏しました。
伊江島の仲村柄節はなぜ柄と書くのか問い合わせをしました、教育委員会の方が
伊江島に伝わる資料では(柄)が書かれているとのこと、それで碑は柄になっていました
今から190年前の伊江島の仲村渠マカト、音に聞こえた美人と伊是名島の松金、これまた
マカトの評判に劣らぬ美男子との恋物語り、マカトが松金会いたさに伊是名行きの船築登
に頼み、伊是名行き松金と逢う、二人は相思相愛になりマカトは恋と伊江島で心配して
いる両親との狭間で伊江島の見える山の上の3坪ほどの平たい石の上(後の美ら織所)で
機を織りながら松金との愛を楽しんでいた。やがて両親から迎えが来て伊江島にいく
今度は伊江島が恋のステージやがて船での密会が島の青年達に観られ、マカテは船から
転落し死に続いて松金も後を追う、そこが伊江島の北側、伊是名島が真向かいに見える。
そこに仲村柄節の碑が建てられている伊江島の教育委員会の供養の思い入れでしょう。
またその地は昔から不毛の地、今はユリ祭りで観光コース、仲村柄マカトを偲ぶロマンの
コース。私も三線でマカテと松金にまつわる琉歌で供養の演奏をした。
またユリ植えかたも網の目のように風塩に耐えられるように村の努力がうかがえた。
関連記事