2010年08月27日

おもろ

那覇市文化協会・琉球王朝禮学部会による、おもろ響(とよ)む1710が2010
年8月12日(木)午後6時半、県立博物館。美術館講堂で満員の観客でにぎわった。

1710とは1709年に御城が火災に遭い、「おもろさうし」も消失したという。
翌年1710年旧7月3日付御双紙を書き改め、一部を御城に、一部を「おもろ」
主取の方へ保管させたという。(王府おもろ伝承者15代・安仁屋眞昭)

「おもろさうし」の原点は1531ねんから1623年まで3回にわたって編纂された
琉球最古の歌集であった。それが火災によって多くの財宝と共に消滅したのである。

現存する1554首全22巻の尚家本「おもろさうし」は首里城火災の翌年1710年
に類本具志川本から書きあらため(写本)し、二冊製本されたものの1冊である。

この尚家本は先の沖縄戦の時米軍が持ちかえったものが数奇な経過をたどりながらも
1953年には沖縄に返還されて現存する。(那覇市文化協会事務局長・佐藤善五郎)

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Posted by 響き(とよむ) at 14:51│Comments(0)おもろ響(とよ)む
 
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